『ルセット』でランチ

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20060109rusettoputelifu-ru.jpg■落ち着いて訪問

 前回の訪問から一ヶ月未満で訪問。今回もランチに2人です。前回はクリスマスシーズンで、やや慌しかったのですが、今回は年明けということで、落ち着いて訪問。コースはランチのAコース(2940円)です。

■料理構成

今回のチョイスは以下の通り。全体を通して、非常に満足できました。
●アミューズ:エスカルゴの香草ココット焼き
●前菜:(一品を選択)
・本日市場よりの海の幸たっぷりサラダ ハーブ風味
・オマール海老と有機野菜のコンフィ モザイク仕立てのテリーヌ
●スープ(300円で追加):蕪のポタージュ
●メイン:(一品を選択)
・本日市場よりのお魚料理 シェフスタイル
 舌平目とタラバガニを野菜で巻き、ソースアメリケーヌとシャンパンの2色のソースで
・豪産シャロレ種仔牛ロース肉のポワレ ピエ・ド・コションとレモンのサレ風味の粒マスタードソース
●デザート:(一品を選択)
・洋梨のコンポート カルパノチョコのソルベと パート・フィロのフィアンティ-ヌ 
・紫芋のモンブラン 有機サツマイモのグラスとスイートポテトと共に
●プティフール:しょうが風味のマドレーヌと、バナナ風味のトリュフチョコ

アミューズはエスカルゴ。エスカルゴといえば、バジルとバターのソースと決まっていますが、このお店のものはニンニクをたっぷりきかせて、なんとトマトで味付けしてあります。珍しい。珍しいけど、いや珍しいから好きです。味の方も少し酸味がついて、食欲増進してくれます。

■まさに「たっぷり」サラダ

前菜はサラダとテリーヌ。サラダ、すごいですね。よこわ、かんぱち、たこ、いか、えび...本当に「たっぷり」サラダです。そして、それぞれの素材が酸味の強いドレッシングに負けてない。見た目も量も味も満足できる一皿です。テリーヌの方は、つなぎを使わず、野菜を巻いてプレスしてあるもの。直球勝負ですね。味は...やや弱め? ひと口しか食べてませんけど、もう少し何か欲しいかな。それぞれの素材自体はおいしいので、素材を味わうには十分ですが、もうひと味、なにか欲しい気がします。

スープは前回のポルチーニか、蕪のポタージュ。今回は後者をチョイス。見た目、きれいですね。味もポタージュなんだけど、確かに蕪。蕪のスープってどうなんだろうと心配でしたが、これなら安心して飲めます。

■ひと味違う盛り付け

メインは悩んだ末に牛と本日の魚を。レストランで牛食べるなんて珍しいんですけどね。大きめの四角い皿にバランスよく盛られた牛。『ル・ポンドシエル』の血統を感じる、美しい盛りですね。味は、すごく食べやすい皿、というのが第一印象。「ピエ・ド・コション」は豚足、「サレ」は塩辛い、の意。やや塩辛いですが、日本人にはなじみやすい味です。

魚は、マダムの説明を受けて、すごく興味をそそられたので、本日の鮮魚にしました。本来は舌平目とカニではなく、エビらしいのですが、前菜にエビが入っていたのでカニに変更。嬉しい気遣いです。そして作り置きではできないワザ。いろいろ感心させられてしまいます。味の方もすばらしい。噛むとジュワッとうまみが染み出してきます。塩はこちらもやや強め。僕としては、アメリケーヌソースは塩強めでないとと思うので、これくらいが好きです。

■目でも舌でもお楽しみ

デザートはいちぢくのコンポートが切れてしまったので、洋梨に。それと紫芋のモンブラン。両方ともすごい見た目の美しさ。『ポンドシエル』の装飾美をしっかり継いでます。洋梨の方のチョコはすごく濃い。そしてなめらか。『ル・ピリエ』といい、最近、ショコラティエの作るできあいのチョコより、レストランで食べるチョコの方がおいしい気がします。洋梨もしっかりした甘さで、このチョコとのバランスが取れています。

モンブランは絶対おすすめのデザートです。紫芋をつかっているので、あっさりめのモンブランですが、甘みはしっかり。中はメレンゲを使ってあり、味がくどくならず、食感のコントラストにもなっています。グラス(アイス)はリキュールが強めでサッパリしてます。そしてスウィートポテトの焼き菓子。手作りの味です。甘くて、ちゃんと詰まってて、それでいて固くない。バランスよく盛られた3品で大満足でした。

プティフールはマドレーヌとチョコ。隣のテーブルはパート・ド・フリュイだったので、前回と同じにならないよう気遣っていただいたのでしょうか。しょうが風味も『ポンドシェル』のピエール・ゲイの流れでしょうか。ハーブティーと共に、両方ともおいしく頂きました。

■これぞレストランでしょう

全体として、本当に満足できるレストランです。料理は一つがすごくおいしい、というのではないです。たとえば料理と好みがバッチリ合ったときの味や火入れだけなら、『ヴァリエ』の方が上かもしれません。ここは全体的においしいタイプのお店だと思います。でも、ビストロならともかく、レストランでは料理の見た目ってやっぱり大事です。目で、舌で、鼻で。そして気さくなマダムとの会話、口で、耳で、五感の全てを満足させてくれるレストラン。

今回、サービスはマダムが一人で担当。2時間くらいかけて食事してたのに、全然待たされた感じがしませんでした。しっかり目を配り、会話も交えつつ、うまくさばいておられます。話すときも低姿勢で、すごく真面目な方だなーと感じます。お客さんの年齢層も比較的高く落ち着いていますし、地元の人に愛されている感じがします。

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  店名:ルセット >>HP
住所:神戸市中央区山本通2-2-13
   シルクハイツII B1F >>地図
アクセス:各線三宮駅から徒歩10分
電話:078-221-0211



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