サクラ(フレンチ・大阪城公園)

仕事が忙しくて、ずいぶん更新していませんでした。すみません。
一応、ひと段落ついたので、これからまた更新していきます。よろしくお願いします。

さて、復帰第一弾はやっぱフレンチですよね、ということで。
前回のパーティの際に食べた料理たちがあまりにおいしかったので、
また食べたいなーと思っていた、ニューオータニ大阪の『サクラ』のランチへ。
さすがに4回目にもなると、ホテル正面玄関から遠いエレベーターも迷わず行けるさ。

3種類あるコースの真ん中、ムニュ・ブローニュ(6,600円)を。
前菜2皿にスープ、メインディッシュも魚・肉というフルコース。


・アミューズ

20111027sakura01.jpgフォアグラ、オマール海老のエキスを使ったビスケット、一番右は鴨だったかな?
すっきりとした中に、それぞれの素材がしっかりと感じられる良いスターター。
3つともわかりやすい素材を使いつつも、その素材だけに頼らない、
創意工夫がしっかりと見てとれる、おざなり感がないアミューズ。


・フランス産ホロホロ鳥のバロティーヌ仕立て マスタード風味のヴィネグレット

20111027sakura02.jpg見たままの料理ですがおいしいし、野菜の散らし方も美しいですね。
いくら?を乗せるのは意外ですが、悪くないです。


・帆立貝のフイヤンティーヌ 胡麻のエッセンスとキュリーの香り

20111027sakura03.jpg胡麻とカレー風味とは、どこかのパリの三ツ星かと思いました(笑)
カレー風味は控えめで、ソースの主役はあくまでフォンドヴォー。
このあたりは、あくまでフランスのオートキュイジーヌに軸足を置く『サクラ』。
変化球が上手い『ラペティ・ロアラブッシュ』のソース・キュリーとはまた違う良さです。

ホタテはちょっと身がいかってる感じで、歯ごたえというか弾力が強め。
フォンドヴォーに負けないためには、これくらいの方がいいのかな?
確かに、レアなホタテは甘すぎて合わない気もしますが。


・ "和・仏・伊"が育む三栗のヴルテ カプチーノ仕立て
生ハムのクリスティアンを添えて

20111027sakura04.jpgホテルやグランメゾンで一番楽しみな料理は、やはりスープ。
これはやはり手がかかる部分ですからね。
規模が影響してくる部分があると思うのです。

シンプルなものもおいしいのですが、やはり『サクラ』は王道の中にも工夫を加えてくる。
右下は栗のチップ、左上はカカオの実。
前者は食感を、後者は苦味を、甘みと旨みが詰まった栗のスープに重ねてきます。
浮かべられたベーコンは塩気を足してきて、この料理をデザートでなく
「料理」、そして「スープ」として印象付けてくれます。

このベーコンはきざんであると、なお素晴らしかったかな。
1枚、大きめのものが浮かんでいたのですが、これだとこの一口だけに塩味になるので、
細く刻んで、食べている間にも好きなときに、ちょくちょく塩を足して食べられるような
仕組みだとなお良かったかな、と。
それはまあ些細なことなのですが。本当においしかったですから。


・オオモンハタのポワレ

20111027sakura05.jpg少し柔らかめの身はいい感じにこなれてますね。
逆に野菜は見ての通り「ピンッ」と葉が立っていて、フレッシュ。

甘さも感じる身に、ヒメネスだったかを使いつつ酸味のあるソースで、
全体の均衡に秀でた料理。


・柑橘のグラニテ

20111027sakura06.jpgさっぱり。
上のアザランはどうにも子供のころ食べたケーキを思い出して好きじゃない(笑)


・朽木産熟成鹿肉の パイ包み

20111027sakura07.jpgうおおおおおお!と、思わずテンションの上がるツヤッツヤのソース。
これこれ、これですよ、フランス料理はやっぱソースですよ!!!
と、キーボードを打つ指も強くなるほど、いま見ても素晴らしい一皿。
最近、これだけソースがプールのようになってる料理を食べようと思うと、
店はかなり限定されてきますよね。

鹿をミンチにして、フォアグラも入ってたのかな?
それをキャベツで包み、さらにパイに包む。まさに王道。
同じスタイルでリエーブル・ロワイヤルもあるらしいですが、僕はやっぱ鹿が好き。
というか、鹿は一番おいしい肉だと思ってますから。

切ったときの肉汁はTVのアホなレポーターみたいに喜ばないんだけど、
これとソースが混じったときの味はまた、肉・ソースに続く第3の楽しみ。
こういう重層的、連続的な楽しみ方ができるのは、王道フレンチならでは。

結局、この日は飲むつもりなかたのに、急遽赤ワインをオーダー。
ブルゴーニュのピノ・ノワールはこのバターたっぷりソースにもぴったりでした。

・・・ま、カロリーは気にしないことにします(笑)


・洋梨のパルフェグラスと黒紫色のコンポート マカデミアナッツと落葉狩り

20111027sakura08.jpg正直、『サクラ』は料理に比べるとデザートは少し落ちると思っていたのですが、
今回のものはこれまでで一番おいしく、料理にも追いついてきた印象。
新しいシェフが就任して一年くらい?して、
シェフの素晴らしい料理に触発されたのでは・・・なんて想像してしまいました。
味、食感、アイデア、季節感。どれもしっかりと満たしたデザートに満足。

最後はフレッシュのハーブティーで〆。
やはり香りが違いますね。特にファーストアタックから丸い香りがする。

久々のホテルフレンチでした。まだリーガロイヤルの『シャンボール』と
帝国ホテルの『レ・セゾン』は行ってないけど、ホテルフレンチはここが一番好き。

確かに内装は古いし(失礼)、天井は低い(再び失礼)ですが、
料理の合間に窓の外に広がる大阪城と公園を見てボーっとするのも楽しいし、
何よりも他のホテルフレンチと違うのは、唯一街場のレストランと勝負していること。

食材の仕入れにしても、平日・休日でメニューの差をなくしていることも、そう。
何か平日だけリーズナブルなメニューありますって、高級店では好きじゃないんです。

また、鴨がスペシャリテだからということもありますが、
「牛肉のポワレ」が通常メニューの選択肢にないんですよね。
(もちろん「仰っていただければ用意はできますよ」とのこと)
これもホテルのフレンチの常識と違いますよね。
「これを食べて欲しい」という主張を、メニューから感じます。

それでいて、この日のように、フラッと言ってもパイ包みのような
手の掛かる料理があることは、ホテルならではのスケールメリットを生かしてます。

料理は王道だけれども、古典にとらわれない自由さがあるし、
ホテルの枠にもとらわれないけど、その良さをちゃんと持ってる。
街場にレストランが増えたことで苦戦しているホテルフレンチばかりですが、
『サクラ』はホテルフレンチの目指す...いや、目指さなくてはいけないところだと思う。
ちょっとマニアックな料理ですが、きっとファンはこれからもっと増えるでしょう。
それだけ懐の深い料理とレストランです。

店データ
店名:サクラ >>HP
住所:大阪府大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18F >>地図
アクセス:JR大阪城公園駅から徒歩8分
電話:06-6949-3246



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カネトン夫妻パーティ@サクラ

昨日はいつもお世話になっている『ル・カネトン』のシェフ・百合草さんと
パティシエール・景子さんのサプライズ結婚パーティー。
お二人(+プロデューサー・田代)の古巣でもある、ニューオータニの『サクラ』へ。

サプライズに気付かず、のほほんと入店してきた二人がいいリアクション(笑)
改めてのケーキ入刀も、はにかみながらの二人がうらやましくなってきますねぇ。

20110306sakura00.jpg
ワインも4種のシャンパーニュを中心に、嬉しいラインナップ。
料理も感動するほどおいしかったのですが、敢えてサラッと。

・Amuse-Bouche

20110306sakura01.jpg
・Mousse au Poivron Rouge "Place des Vosge"

20110306sakura02.jpg
・Charlotte d'Asperge Balanche a la Crevette Rose et Caviar "Argenteuil"

20110306sakura03.jpg
・Creme de Haricots Blanc au Foie Gras de Canard "perigourdine"

20110306sakura04.jpg
・Dorade Royale Souflee en Porefeuille "Bercy"

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・Spoom en Pomelo Rose et ses Segments Eclates "Anglais"

20110306sakura06.jpg
・Caneton Roti "Marco polo" aux Quatre Poivres "Tournelle"

20110306sakura07.jpg
・Coeur des Amoureux en Habite Blanc et Sorbet Mangue "Tanimachi-6 eme"

20110306sakura08.jpg
・Friandises

20110306sakura09.jpgはぁ・・・本当においしかった。
同い年でメインダイニングを預かる小出シェフ、スゴイです。
これはまた、改めて行かなくては。

ゲストはみなさん、カネトンのお客さんや同業者、関係者なので、
ちゃんとおいしいものの素晴らしさを知っている方ばかり。
途中でいろいろ挨拶して歩き回ったりしつつも、
料理が出てくるときっちり席に戻って召し上がる、という方ばかり。

ヘンに「ビール!」とか言う人もおらず、時折ゲームも挟みつつ、とてもいい雰囲気でした。
素晴らしい料理とワインを堪能できるのは、
料理を出す側と出される側の「おいしいもの」「楽しい空間」に対する
価値観が共有できてるからじゃないかな、と思います。

『サクラ』のスタッフ、そしてプロデューサーの田代さん、ありがとうございました!
そしてお二人、お幸せに! これからもよろしくお願いします。

店データ
店名:サクラ >>HP
住所:大阪府大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18F >>地図
アクセス:JR大阪城公園駅から徒歩8分
電話:06-6949-3246




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ラスト・コルビ at サクラ

えーっと、更新が滞っており、すみません。
理由は仕事が忙しいから・・・ではなく、ゲーム してるからです(笑)
やっぱメタルギアシリーズは面白いんですよねぇ。
ちなみに、声優陣が「スタートレック」のTNGとかぶりすぎてて笑えます。

さて、皆さん、GWはいかがお過ごしでしょうか。
僕はといえばゲーム(笑)・・・と、普通に仕事です。
GWも関係なし、というのがサービス業の辛いところ。
そんな合間を縫って、ホテルニューオータニ大阪の『サクラ』のランチへ。

こちらのフランス人シェフ、ドミニク・コルビ氏が5月15日で去ってしまうため、
これがラストチャンス! とばかりに予約。
昔オールアバウトの取材で行って以来の訪問です。
こちら出身の『ル・カネトン』には何度か(も?)行ってますが、
さすがになかなか来られるものではないので...。

鴨&フォアグラなど、コルビ氏のスペシャリテを組み込んだコースが
おいしそうだったので、来週8日からのフェアウィークに
行きたかったのですが、休みが合わず断念。
通常のランチをいただくことにしました。

・ビーツのムース

20100501sakura01.jpgビーツとカシスだったか。
んー...? ちょっと味がゆるいと言うか、締まってない感じ。
食感は悪くないんだけど、肝心の味がボケている印象です。


・桜の葉香るブリニ、柑橘フルーツのクレムー、菜の花ピューレ、ベルベーヌのジュレ

20100501sakura02.jpgブリニとは思えない、スタイリッシュな見た目も面白いし、
料理名だけ見ると複雑そうな感じですが、
これが意外とスッと舌に馴染んで、シンプルにおいしい。

淡いチーズのような風味のクレムーは、ムースよりちょっと密な感じ。
下の方がブリニになっていて、風味・食感のアクセントに。
全体の味をキャビアがまとめて締める、という構成。

『サクラ』、ドミニク・コルビらしい一品でした。


・空豆のクリームスープ 数種の貝とメカブの軽いムースを添えて

20100501sakura03.jpgグラスのシャンパーニュは白2種、ロゼ1種の用意。
白のすっきりしたタイプをいただきました。
アルベロベッロみたいな、舌を噛みそうな名前だったので覚えてませんが(笑)

豆とスパイスの感じこそ独特ですが、料理の方はこれ、スープというか、
発想は完全に味噌汁だと思う。

芽かぶのぬるっとした感じや、
貝や野菜など意外とたくさんの具が入ったスープは、
何か食べてて懐かしいというか。
フランス人が見た味噌汁、というところでしょうか。



・シャラン産幼鴨のロティ ビワ、アプリコットのチャツネ、春の彩りを添えて

20100501sakura04.jpgやっぱここに来たら鴨でしょう。

胸肉のロティを、『カネトン』とはまた違う、レストランスタイルで。
あちらの鴨料理がシンプルに旨いというスタイルなのに対して、
肉とビワ、肉と甘いチャツネなど、素材の組み合わせを楽しむのが
「レストラン」、それもグランメゾン級ならではですねぇ。

肉の焼き加減も良く、意外とボリュームもあり。
ソースはやや軽めで、フルーツを使った取り合わせといい現代的ですね。

ガルニは穀物を使ったもの。
なんとなくオリエンタルな味と香り・・・ですが、
フルーツのおかげでしょうか、肉とも合いますね。

スペシャリテの鴨とフォアグラではありませんでしたが、
ある意味、王道の料理よりより『サクラ』らしい料理を楽しめたと思います。

満足。


・バラ薫るパート・ド・フリュイ、自家製フロマージュブランのモワルー、
苺ソースとピスターシュのグラス

20100501sakura05.jpgこ、これは...甘い(笑)

サービスの方も言っていましたが、
かなり甘いので、ヨーグルトのムースと一緒に食べてくださいとのこと。
しかし・・・それでも甘い。
グラスはとても好みの味でおいしく食べられましたし、
僕自身は品質の悪い甘さでなければ、かなり甘くても平気なので
ちゃんと完食しましたが、人によっては難しいかも。


プティフールの写真を忘れましたが、
マカロンと抹茶のフィナンシェにキノコ型のショコラ。
マカロンはカリッとしちゃっててイマイチ。
フィナンシェはこれも甘いけど、ふわっとしてておいし。
ショコラはおいしいんですけど、ちょっと大きくないかな。
プティフールにしてはちょい重め・・・ですが、
まあフランスの王道系レストランならこんなもんだし納得。


全体的に見て、やはり独創性の高い料理です。
同じフランス人、ホテルのレストランでも、リッツの『ラ・ベ』とは違う。
コルビシェフがいなくなるのは、やっぱり悲しいです。
ものすごく好み!ってわけじゃないんですけど、
やっぱりこういうレストランは必要だと思いますので。
まあ、東京行けばいいんですけどね(笑)

次のシェフにも期待しましょう!

店データ
店名:サクラ >>HP
住所:大阪府大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18F >>地図
アクセス:JR大阪城公園駅から徒歩8分
電話:06-6949-3246



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ドミニク・コルビ氏がシェフをつとめる、ホテルニューオータニ大阪の
メインダイニング、フレンチレストラン『サクラ』へ取材。
ランチとディナーの両方をいただきました。

大阪城を臨む立地で、桜の季節には特に公園が満開で最高です。
店内はホテルにしては小ぢんまりとしており、内装にも古さを感じますが、料理は絶品。
味・見た目とも、料理のクオリティに関していえば、
特にディナーコースは関西No.1クラスではないでしょうか。
ただし、値段も関西No.1クラスですけど(笑)

詳しくはオールアバウトのサクラ[ランチ編]サクラ[ディナー編]でご紹介しています。

店データ
店名:サクラ >>HP
住所:大阪府大阪市中央区城見1-4-1 ホテルニューオータニ大阪18F >>地図
アクセス:JR大阪城公園駅から徒歩8分
電話:06-6949-3246


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